医療救護
3.災害医療における市町村の役割

 では、災害時の医療に関する市町村の役割とはどのようなものでしょうか。
 具体的な役割としては、まず、医療救護に関する地域の状況を把握し、整理することが挙げられます。そして、地元医師会などと連携を図りながら救護班を編成・配置します。
 医療活動の実施に当たっては、医薬品などの確保も必要です。また、市町村内では対応しきれない多くの負傷者や重傷患者が発生した場合などは、医療救護班の派遣や後方搬送などの応援要請を行います。
 市町村としては、被災によって機能がマヒしている医療機関に対して支援を行うことも必要です。また、被災者への医療関連情報の広報などの活動も重要になってきます。
 以下、これらの活動について、少し詳しく紹介します。

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