医療救護に関して把握しなければならない情報は、大きく分けて、医療救護の需要と、医療供給能力の2つがあります。
医療救護の需要とは、医療救護を必要とする人が、どこに、何人ぐらいいるかという情報です。被災地の被害状況などと併せて把握します。
医療供給能力については、まず各医療機関の建物や設備の被災状況などを把握します。活動できる医療従事者の人数や、ライフラインの停止による影響、医療用資器材の不足状況も、同時に把握しましょう。また、道路状況も患者の搬送に関連する重要な情報ですので、併せて把握しておく必要があります。
市町村としては、このような情報収集を通じて、救護班の編成・派遣や医薬品などの確保、応援要請の必要性などを判断します。
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