広報·広聴
4.広報の方法

 それでは、広報を行う手順について考えてみましょう。
 災害時の広報では、まず、広報すべき情報の収集・整理が必要です。市町村の各部・班から、すでに実施中あるいは今後実施予定の対応などについて情報を集めます。同様に、関係機関からも情報を収集します。
 発災直後には、各部・班、関係機関ともそれぞれの業務に忙殺され、広報用の情報のとりまとめが遅れがちです。一方で、マスコミなども活用したタイムリーな広報のためには、新聞やニュース番組の締め切りにも配慮することが不可欠です。
 このため、広報責任者(副市町村長など)が、災害対策本部会議などで、各部・班や関係機関に対して情報の提供を促します。広報担当部・班は、集まった情報を集約・整理して、対外的な情報提供の中核となって発信します。地域防災計画にも、このような広報のルールを明確にしておくことが必要です。

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