火災への対応
4.消防機関の活動概要

 地震の際に発生する火災への対応で、特に重要な点は、まず災害発生直後からの情報収集活動です。消防機関としては、いち早く火災発生状況などについて情報を収集します。
 把握しなければならない情報は、火災の発生状況だけではありません。消火栓などの利用可能性を把握するため、水道施設の被害状況も必要です。また、危険物の流出状況、道路被害の状況なども把握が必要です。
 これらの情報は、住民からの119番通報のほか、庁舎屋上など高所からの目視、各消防署・消防団からの報告、さらには市町村の各部局、警察など関係機関からの情報収集を通じて集約されます。

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