火災への対応
5.市町村災害対策本部の役割

 このように消防機関を中心として消火活動が進められる中で、市町村の災害対策本部としては、どのような役割を果たすことが必要となるでしょうか。
 まず考えられることは、火災による被害を抑えるため、出火防止と初期消火を住民に呼び掛けることです。また、延焼状況などの危険に応じて避難の勧告・指示を出すため、火災の延焼と消火活動の状況についての把握も必要です。さらには、広域応援の要請や、消火活動に当たる消防機関の後方支援という役割もあります。
 以下、これらについて、順に説明します。

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