義援物資に対応する上で、特に留意したいポイントは、何でしょうか。
まず考えられるのは、市町村として、送り主となる人々に、適切な呼び掛けをすることです。
義援物資は、送り主の善意によって送られるものです。しかし、その結果として、被災者のニーズに合わない物が送られてきては、せっかくの善意も生かすことができません。そこで市町村としては、マスコミや市町村のホームページなどを通じて、被災地のニーズを広く知らせます。
広報の内容は、必要としている物とその必要量、送り先などです。その物資が「いつまでに」必要かを示すことも大切です。
また、ある物資の必要性が大きく報道されると、既に十分に足りる状態になっても、全国から届き続ける場合があります。さらには、被災地の実情に合わない物資が大量に届けられることもあるでしょう。その場合には、「必要ない」と明確に伝えることも、市町村の役割です。
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