災害廃棄物対応
7.仮置き場の確保

 実際に災害ごみ・がれきを処理する上で、市町村がまず最初に行わなければならないのが、仮置き場の確保です。
 市街地が被災した場合には、公園や運動場などの空き地が候補となります。道路上に倒壊して応急活動の障害となっている建物などについては、道路管理者、警察などが連携して、迅速な処理を行います。そのためには、道路障害物の除去に伴うがれきの仮置き場を優先的に確保する必要があります。
 しかし、被災の程度によっては、そうした場所がライフラインなどの復旧部隊や、自衛隊など各種応援部隊の活動基地となることもあります。また、仮設住宅建設の候補地になる場合もあるでしょう。
 したがって、普段から利用可能な空き地を把握しておき、被災状況に応じて仮置き場の設置場所を関係部署などと調整する必要があります。

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