災害廃棄物対応
11.災害廃棄物処理の留意点

 災害による大量の廃棄物の処分では、減量化と環境負荷の軽減が大きな課題となります。
 災害ごみ・がれきの処分方法は、基本的には、廃棄物処理施設での焼却、不燃物の埋め立て処分となります。ただし、リサイクルなどによる減量化を徹底し、また、フロンガスの回収などをできるだけ行って、環境への影響を最小限にとどめることが必要です。
 リサイクルを徹底するには、分別が不可欠です。収集後の分別は、非常に困難を伴うため、発生場所での分別を徹底する必要があります。そうした広報・指導を行い、分別されていないがれきの仮置き場などへの搬入は制限するなどの措置を実施することが有効です。

 なお、廃棄物処理の法律上では、自然災害などやむを得ない場合には、屋外での焼却も可能とされています。しかし、ダイオキシンの発生などの問題もあり、極力避ける必要があります。

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