応急仮設住宅·一時提供住宅の供給
6.入居募集

 応急仮設住宅の建設戸数や建設場所が決まった段階で、市町村としては、入居の募集を行います。避難所生活を送る被災者に、完成と同時に入居してもらうため、募集の手続きは建設中に行うのです。
 募集に当たっては、申込み用紙を作成して、記入してもらいます。その中では、入居を希望する家族の人数、高齢者や身体の不自由な方の人数やペットの有無のほか、住宅の被害状況などを確認します。
 応急仮設住宅が複数の場所に建設される場合には、入居を希望する場所についても尋ねます。これは、希望順位などで示してもらうとよいでしょう。特に重要な点は、それまでの近所付き合いなど、コミュニティ維持の視点です。被災前からの友人・知人などと同じ場所に入居したいかどうか、希望を聞きましょう。
 さらに、今後の住宅再建の見通しはどうかなども確認することが望まれます。

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