応急給水
5.給水量の目標設定

 給水量の目標は、被災者1人当たりの給水量を、災害発生からの時期に応じて段階的に設定します。
 例えば、大規模な地震災害では、次のような設定が考えられます。
 まず、災害発生から2~3日の間は、飲料水の確保と供給に努めます。その量は、1人1日当たり、3リットルが目安になります。
 次の段階は、災害発生から1週間または10日程度を目途とします。この頃までには、手洗いや食器類の洗浄、トイレなど、最低限の生活用水として、1人1日約10~20リットルの給水を目指します。
 その後も上水道が復旧しない場合には、できるだけ日常生活に不自由しないよう、さらに十分な生活用水の供給を目指します。例えば、20日を目途に、1人1日約100リットルを給水するというように目標を掲げて、給水活動に取り組みます。

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