応急給水
7.重要施設への給水

 災害時には、特に優先的に、あるいは重点的に給水活動を行うべき重要施設があります。
 その1つとしては、まず、病院などの医療機関が挙げられます。病院では、人工透析などのように、大量の水を必要とする治療が行われています。また、災害時には救護所も設置され、負傷者の治療が行われます。断水によってこうした医療活動がストップしないよう、これらの場所への給水活動は、特に優先します。
 また、多くの人が集まっている場所では、当然のことながら多くの水が必要です。したがって、避難所などには、重点的に給水活動が必要となります。さらには、社会福祉施設など、要配慮者がいる場所も、重点的に給水を行うべき施設となります。

 市町村としては、どこにどのような重要施設があるかをあらかじめ検討し、いざというときに、優先的・重点的な給水活動ができるようにしておきます。

続きを読む