物資集積場所などに届いた物資は、荷降ろしをして、品目ごとに仕分けをすることが必要です。これは、たいへん労力のかかる作業ですので、まず人手の確保が必要になります。
　市町村職員だけでは限界がありますので、他市町村からの応援職員や、ボランティアなどの協力が不可欠です。避難所での荷降ろしには、自主防災組織や避難者自身にも協力を求めるとよいでしょう。
　届いた物資については、必ず品目、数量などのチェックを行います。また、現在の保有数や到着・搬出状況などを日別に記載する「物資管理表」を作成して、在庫状況を管理します。これにより、不足しそうな物資や余っている物資の状況を把握し、災害対策本部へ報告して、対応を依頼します。

　こうした物資管理は、パソコンの表計算ソフトを用いると効率的です。あらかじめこうした管理表を作成しておくと、いざというときに有効活用できるでしょう。