復興計画の作成
5.復興方針の検討

 復興計画の内容検討は、まず、大きな復興の方針づくりから始めます。これによって、今後取り組む復興対策の基本となる考え方を明確にすることが重要です。
 まず大きな方針として、基本理念を掲げます。これは復興スローガンのようなもので、地域の住民や事業者などが共感し、復興への意欲を持つように定めます。
 基本理念の下には、複数の基本方針を立てます。基本方針は、復興に向けた各種取り組みの大きな柱となります。
市街地や都市施設の再建、被災者生活や地域経済の再建など、多岐にわたる分野が網羅されます。それぞれの基本方針の下には、復興の目標を設定します。
 こうした検討に当たっては、被災経験を安全なまちづくりに活かしながら、既存の総合計画などと調整することが必要です。

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