被災者の身体表面に汚染が確認された場合は、汚染物質をできるだけ早く除去（除染）し、汚染が他の部位に拡がらないようにする必要があります。
　除染措置は、その状況に応じた方法により実施されますが、中でも脱衣を行うことで、全身に汚染がある場合でも約６０～９０％（季節による衣服の違いから）の汚染を除去することができます。
　ここでは、「ＢＣテロ災害に伴う消防機関が行う除染活動（総務省消防庁　平成１６年３月）」から、担架などで搬送された被汚染者の脱衣要領を例として説明します。
　なお、除染活動の手順及び詳細は、同マニュアルを参照してください。
【補足：また、N災害時の除染については、「原子力施設等における除染等消防活動要領（総務省消防庁平成１７年３月）を参照してください】