屋外でのホットゾーンの設定ラインは、原則として検知機などの資機材により、反応があった場所から、楕円を描くように、若しくは扇状に風下側にラインを広く設定します。
しかし、初動段階では化学検知機などがない場合が想定されますので、次のような場所があれば、同様に楕円を描くように若しくは扇状に風下側にラインを広く設定します。
・人が倒れている、人がうずくまっている場所
・小動物などの死骸や枯木、枯草が確認される場所
さらに、市街地で設定する場合は、住所区分でラインを設定すると分かりやすく、関係者にも周知しやすくなります。
また、閉鎖空間である、ビルや地下鉄の駅などの不特定多数が出入りする建物内で発生した場合は、建物の規模にもよりますが、原則として建物内全体と建物の屋外周辺をホットゾーンとします。
その後、周囲の状況からの判断及び化学剤検知機などによる簡易検知活動を行い、ホットゾーンの縮小、拡大を図ります。
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