救急隊の活動はコールドゾーン内において、除染された者の2次トリアージを行い、医療機関まで救急車で搬送します。
2次トリアージを実施する際には、救護所を設置して、救急救命士や医師などと連携して行います。
2次トリアージを実施する救急隊員の防護措置は、曝露者の除染が終了した後であっても、化学剤が残存していることを考慮して、感染防護衣、感染防止用薄手袋などを着装するとともに、二次汚染を考慮して近くには、防毒マスクを備えておきます。
また、救急搬送時には、必ず窓を開放し、救急車内の換気を行います。
同時に多数の傷病者が発生した場合には、救急車だけでなく、警察機関に協力を依頼して、警察車両の誘導のもと、多数の人員を搬送できるバスなどによる医療機関への搬送も考慮します。
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