B災害 (監修·制作協力:相模原市消防本部、東京消防庁第三消防方面本部消防救助機動部隊)
8-1.コールドゾーンでの活動 広報・避難誘導

 建物内で生物テロが発生した場合は、まず、建物内の人を建物外に出さないように、広報を行います。
 もし、建物内にいた人が建物の外に出ている場合には、すぐに建物内に集まるよう拡声器などを用いて指示します。
 集まった人には、適切な治療を早期に受けることで発症の防止又は発症後の症状が軽減されることを伝えて安心させるとともに、疫学調査を行わずに帰宅などをして生物剤を拡散させる方が危険であることを十分理解させます。
 また、2次曝露をさけるため、口、鼻などをハンカチやタオルなどで覆うように指示します。

 広報活動は、明確に、分かり易い説明を行うため、あらかじめ広報文(例)を作成しておきます。
 建物内に隊員が進入していない場合、関係者(警備責任者等)に対して、エアコンなどの空調設備の停止を指示するとともに、建物内の混乱をさけるよう放送設備などを活用して指示します。

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