N災害 (監修·制作協力:相模原市消防本部、東京消防庁第三消防方面本部消防救助機動部隊)
2.災害の特性

 放射性物質や放射線の存在は、放射線測定器を用いることにより、微量でも検知できます。しかし、その存在を、五感で感じることはできないため、「被ばく」(放射線にさらされること)の程度を自らの感覚では判断できません。
 一般的な災害と異なり、災害活動において放射線などに関する基本的な知識が必要とされます。
 また、放射線や原子力に関する専門的知識を有する機関の役割や指示・助言などが重要であり、予防対策、応急対策については、施設を管理・運営する事業者が、その大きな責務を有します。

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