① 火災の現象と消火理論
5.バックドラフト

 締め切った気密性の高い部屋で火災が発生すると、室内の酸素を消費しながら火災は燃え広がります。
 火災が成長するにしたがって、室内の酸素が欠乏し、煙を伴う燃焼(くん焼)や、赤熱の燃焼状態となります。
 一方、室内の可燃物の熱分解は進行して室内には高濃度の可燃性分解ガスが蓄積します。
 窓ガラスが割れたり、ドアが開けられると、多量の酸素を含んだ新鮮な空気が室内に流れ込んで、室内に燃焼範囲に入る可燃性ガスが形成されます。
 赤熱状態にあった残り火の部分にも新鮮な空気が供給され、再び炎をあげて燃えるようになると、室内の混合ガスに着火して、爆発的に燃焼します。
 これがバックドラフトです。

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