① 火災の現象と消火理論
6.フラッシュオーバーとバックドラフトの相違点

 発生のしくみに基づく、フラッシュオーバーとバックドラフトの相違は次の通りです。

 火災進行上の発生時期。
 フラッシュオーバーは、火災初期から火盛り期に移行する「過渡期段階」。
 バックドラフトは、火災進行上の一段階ではありません。

 発生の引き金となる要因。
 フラッシュオーバーは、十分な可燃物と酸素の供給がある火災の室内の、まだ燃えていない可燃物が、炎や高温ガスからの熱放射によって加熱されることにより引き起こされます。
 バックドラフトは、酸欠状態にあり、可燃性分解ガスが蓄積している閉め切られた部屋に、開口部が開放され、酸素が供給されることによって引き起こされます。

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