② 安全管理の実践
4.人的危険要因の排除

 人はそれぞれ性格や考え方が異なるように、安全か危険かの行動をとるのにも個人差があります。
 ある団員が危険な行動をとった場合、その団員は自分の判断に基づいて行動したもので、指揮者からみればそれが危険な行動に見えても、団員自身は危険を自覚していないことが多いのです。

 危険な行動をとる、といった判断は次のような場合です。安全に対する知識がなかったり、経験・認識が不足している。
 危険に対する感受性が不足している。
 経験・能力が不十分、又は能力を完全に発揮できない。
 知識や能力があってもやらない。

 意識が低下してやれない。
 火災現場で安全な行動がとれないということは、自らの危険要因をつくり出し、事故を招くことになるのです。

 事故の要因として、よく"不注意"という理由があげられます。実際、危険要因があることに気づかなかったため、事故につながることは少なくありません。
 不注意を招く条件として、肉体的条件と精神的条件の二点があげられます。
 肉体的条件としては、疲労、苦痛、病気、暑さ、寒さなどがあげられます。
 精神的条件としては、喜怒哀楽、心配、悩み、気疲れ、過剰な緊張、開放感、慣れ、迷い、不安などがあげられます。
 こうした条件は、注意力、集中力などを散漫にさせ、事故につながりやすいのです。

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