① 安全管理の基本
4.火災の特性と危険性

 火災については、当然のことながら、1件ごとにその様相が異なります。
 時間的経過や建物の形態によって状況が複雑に移り変わり、変化の度合も一様ではありません。
 そこで、災害活動の安全管理を理解するうえで、火災の特性と危険性を知っておきましょう。

 火災は、短時間のうちに急速に拡大し、危険の度合いもこれに比例して増大する特性があります。
 火災に遭った建物は、熱を受けたガラスの落下・壁や柱の倒壊・崩壊・床の抜け落ちなど、何らかの被害を受けて正常な状態や機能を失っています。

 また、耐火建物では、煙や熱気が建物内部全体に広がり、たちまち危険要素を拡大していきます。ふだんはまったく安全だと信じきっている建物が、火災によって安全が損なわれ、状況変化も著しく、不安定なものとなっているため、危険があることを前提として行動しなければなりません。

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