② 水防対策
7.水害の種類

(高潮)
 高潮発生時の警戒の着眼点は、満潮時および前後2~3時間は、特に警戒を強化することです。
 その他、護岸(ごがん)、防波堤の洗堀(せんくつ)および波返し、胸壁などの亀裂、堤内地へ漏水など、水防施設の異常の有無を監視します。

(津波)
 大地震の後は津波の発生を予測し、テレビ・ラジオなどによる情報に注意し、直ちに見通しのよい高所で、潮の引き、押寄せ、遠雷のような音など、海面の異常について監視警戒を行います。
 また、津波は短時間で押し寄せますので、海岸付近にいる人への避難指示も大切な任務となります。

(都市型水害)
 最近、集中豪雨により、短時間に大量の雨が降り、下水の排水能力を上まわる降雨量のため短時間のうちに漏水し、都市を水で覆う都市型水害が発生しています。

 次の場所に注意して下さい。
・低所に滞水・冠水する場所
・河川両岸から突出した橋脚および天端より低い橋げたなどにより、河積断面が狭められて越水する場所
・河道の曲折によって、流水疎通能力が減殺され越水しやすい場所

橋の下など周囲より低いところで、この様な場所の情報をいち早く収集し、早めの避難指示、車や人の進入防止に努める必要があります。

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