① 震災対策
4.出場準備

 消火活動を行う際の部隊編成と出場準備ですが、指定された参集場所に到着したときは、まずはじめに分団長など責任者に、参集した旨と参集途上に収集した火災や救助、生き埋めになっている箇所などの災害状況、交通障害などを簡潔に報告し、分団長の指示を受け出場準備します。

 出場準備は、分団機具置場の扉を開け、ポンプ車を倉庫の外へ出します。
 倉庫のシャッターや扉が変形したりして、開かない場合があるので、速やかにポンプ車を外に出すのです。
 地震によっては、倉庫の倒壊や倉庫内の資材の転倒などでポンプ車が損傷を受けていることもあるので、すぐに点検をする必要があります。

 次に積載品ですが、ホースは、多口放水(たこうほうすい)に備えて普段より多く積載し、予備のオイル、燃料も準備します。
 点検・整備が終了したら防火服を着装し、分団長などから任務の付与を受け部隊の編成を行います。
 出場準備ができたら、分団周囲の状況、参集してきたときの状況、本部からの出場指令などにより、直ちに出場することになります。

 分団内に複数のポンプ車などを保有している場合は、ともに連絡を密にして連携して活動することが必要です。

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