④ 小隊訓練
7.横隊の方向変換等

 横隊の直行進の場合におけるきょう導は、原則として右方です。
 したがって横隊がまわれ右をして背面向きとなったときは、指示のない限り右方の左翼分隊長がきょう導となります。


 しかし指揮者は必要によってきょう導を左方とするときは「きょう導左」の指示をしますが、一たん左翼にきょう導をとり、これがまわれ右をした場合は、きょう導の原則たる右方に復します。


 指揮者は、横隊の直行進を行わせるとき、きょう導に行進目標を示し、横隊の直行進が正しくおこなわれるようにする必要があります。
 指揮者が行進目標を選定するときは、努めて明りょうな目標を選ぶことが肝要で、これらの選定要領は、右翼分隊長の後方概ね一歩から前方を見通してから決定します。



 選定後、正規の指揮位置に戻ってから隊列に相対しこれを単に「目標」と指示します。


 小隊が停止したとき、横隊であったときは、すみやかに自発的整頓を行うことを原則とします。
 ただし、縦隊及び側面縦隊では、停止したとき自発的整頓を行うことなく、指揮者の命令によって整頓を行います。


 横隊の方向変換を停止間に行うとき、軸翼分隊長は、指揮者の号令によって、直ちに右に向きを変えて頭を左にまわし、自発的整頓の準備を整え、後列1、2番員を除くその他の隊員は、半ば右向きをして、左足を引きつけたのち、左足から斜行進の要領で新線について、すみやかに自発的整頓を終え、正面を向いて姿勢を正します。


 この際、後列1、2番員は、小角度の左向きをして、右足を引きつけた後、逐次、新線に至るものとします。


 この場合の斜行進は、斜行進の規定による要領と異なって、半ば右向きをしてその方向に正しく進むのではなく、各隊員が新線の定位置につくために、近道を通ってその位置に向かって前進します。


 停止間に方向変換を行うとき及び行進中に方向変換を行って停止するときで、新線に至って停止する要領は、新線の概ね半歩手前で停止し、静かにすり足で新線について自発的整頓を行うものです。
 行進中に方向変換を行い、そのまま続けて行進するときは、軸翼分隊長以外の隊員は、予礼で両手を腰に当て、動令でかけ足にうつり、新線から一歩前に前進して早足となり、速やかに右列員に整頓して行進を続けます。

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