② 住宅用火災警報器の設置指導
9.最近の住宅火災の状況

 近年、住宅火災による死者数は、急増する傾向にあり、その半数以上が65歳以上の高齢者となっています。
 高齢化社会の進展とともに死者数が更に増加するおそれがあります。
 住宅は、ホテル、旅館、デパートなどに比べて、最も多く死者が発生しています。
 住宅用火災警報器の設置は、住宅火災による死者数の低減に効果があり、アメリカやイギリスでも普及とともに住宅火災による死者数が相当数減っています。
(グラフ拡大(米国))
(グラフ拡大(英国))

[指導のポイント]です。
・近年の住宅火災による死者は急増傾向です。

・建物火災の死者のおよそ9割は住宅火災によるものです。
・その半数以上が65歳以上の高齢者となっています。
(グラフ拡大)
・高齢化社会の進展とともに住宅火災による死者数が更に増加するおそれがあります。
・建物の用途別では、住宅が、ホテル、旅館、デパートなどより5倍も死者が発生しています。
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・住宅用火災警報器を設置しない場合は、設置した場合よりも3.4倍も火災による死者がでやすくなっています。
(グラフ拡大)
・アメリカ・イギリスでは住宅用火災警報器などの設置に伴い、住宅火災による死者数が相当低減している例もあります。

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