① 防災指導要領
4.放火

 放火されないためにはどうするか、その指導のときの説明例をみていきましょう。

 平成23年版消防白書によると、放火や放火の疑いを含む火災は9,551件で、全火災件数の20.5%を占め、14年続けて第1位となっています。
 特に都市部おいては、放火を原因とした火災が増加傾向にあり、東京都の場合は、放火や放火の疑いによる火災が、昭和52年以来34年連続して出火原因のトップを占めています。
【説明文に修正を加えています(平成23年12月時点)】


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 これを防ぐためには、放火されない環境づくりに努め、つけいるスキを与えないことが大切です。

 ポイントは 、ゴミは決められた日に出す。周囲を整理整頓するなどして家の周りに燃えるものを置かないことです。

 次に、家の周りを明るくする。就寝前には門を施錠するなど、放火させない環境作りが必要です。

 そのほか、犬の鳴き声や不信な音がすれば確認する。また、自分の家だけでなく隣の家などでも同じような様子があれば確認するなど、近隣の協力体制も重要です。

 さらに、空き家などは確実に施錠し、内部に入られないようにしましょう。

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