① 災害活動の安全管理
8.筒先部署

 モルタルの壁やパラペットなどは、火災の初期から中期でも倒壊の危険があります。
 倒壊が予想される場合は、ロープなどで危険区域を設定して立入りを禁止します。
 木造、防火造りの建物は、床抜けの危険があるので、部屋の隅や窓枠等で行動します。また、必要に応じて積載はしご等で足場を確保します。
 屋根の上で注水する時は、ホースを棟の上で蛇行させて、ホースのずれや転落を防止します。
 積雪又は凍結している屋根には登らないでください。
 柱・はりなどに鉄骨材を使用している建物は、熱に弱く変形座屈するので注意しましょう。

 倉庫や工場などの収容物の集積場所では、荷崩れが発生しやすいので、安全距離をとってください。
 林場においては、木材の支持材及び裏側の燃焼状況に配慮して、安全距離をとります。

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