① 災害活動の安全管理
11.可燃性ガスへの対応

 部署は、爆発危険を予測して風上、風横とし、原則として火災警戒区域外とします。
 なお、ガスの滞留のおそれがある下水溝、マンホール及び覆工板上などは避け、できるだけ蓋などをはずして開放し、爆発による飛散物の影響を受けない場所に部署します。
 ガス滞留地域内においては、火花を発する資機材の使用は厳禁とし、噴霧注水によりガスの拡散を図りましょう。
 アセチレン、エチレンボンベなどが加熱されると、分解爆発の危険があるので、冷却放水に際しては、堅固な工作物などを盾にして行います。
 酸素製造工場又は酸素ボンベが多量にある場合は、急激に延焼拡大するので不用意に進入しないことです。
 噴出しているガスが炎上している場合は、ガスコックでガスの遮断を優先しましょう。

 周囲への延焼防止を主眼とし、ガスの消火は行いません。
 身体を放水でぬらすなど、必要に応じて静電気の発生防止措置をとります。

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