② 小型ポンプ操法
5.2番員

 2番員の動きです。
 3番員の「よし」の合図で、右向けの要領で、足を引きつけることなく吸管側に向きを変え、ストレーナー側の吸管バンド取付部に移動します。
 右足を立てた折りひざの姿勢で吸管バンドをはずします。
 ストレーナー部付近の吸管を両手で腰部まで持ち上げ、3番員と協力して吸管のよじれをとりながら引きずらないように伸ばし、一旦その場へ置きます。
 ポンプ方向に向きを変え、3番員の2歩後方へ移動し、吸管結合の補助をします。
 吸管をまたぎ、左手は吸管の下、右手は吸管の上を持ち、両足のかかとが接する状態にし、両足のふくらはぎで吸管をはさみます。
 3番員の「よし」の合図で、両手両足を吸管から離します。

 左足を軸に、右足で吸管をまたぎながらストレーナー方向に向きを変えて発進し、ストレーナー付近の吸管左側で停止します。
 ストレーナー側に重心をかけ、右手は下から、左手は上から吸管を左腰部に持ち上げます。
 3番員の合図で左足から、歩調を合わせ水利方向へ2歩半で移動します。
 吸管をその場に置き、右足を立てた折りひざの姿勢で吸管控綱を取りはずします。
 吸管控綱の根本と端末は右手で持ちます。左手で吸管を持って立ち上がり、「よし」と合図して、右足を半歩前に踏み出し、吸管控綱を滑らせながら、3番員の協力で吸管を水利に投入します。
 つづいて吸管控綱の端末を右手に持って、ポンプ方向に向きを変え、ポンプ後部に移動します。
 ポンプの一部にもやい結び及び半結びで結びつけます。端末はおおむね10センチ残します。
 吸管控綱を結びつけたあと、枕木を取り付けます。吸管投入位置に向きを変え、枕木取り付け位置にいたり、吸管の曲折部に敷き、バンドで固定します。
 次にとび口方向に向きを変え、かけ足行進の要領で発進し、とび口右側に停止し、折りひざの姿勢で、とび口柄の中央部を左手に持ち、立ち上がると同時に左腋下に抱えます。
 延長ホースの左側に沿って最短距離で破壊地点に向かいます。
 左手で柄の中央部を、右手は柄の後ろ端からおおむね10センチを残してとび口を構えます。

 2番員の動きと位置関係を図で確認しましょう。
 3番員の「よし」の合図で、吸管バンド取付部ストレーナー側に移動し、吸管バンドをはずします。
 ストレーナー部付近の吸管を両手で持ち、3番員と協力して吸管のよじれをとりながら引きずらないように伸ばし、その場に置きます。
 3番員の2歩後方で吸管を持ち、吸管結合の補助をします。
 3番員より結合、確認後「よし」の合図があってから両手両足を吸管から離し、ストレーナー方向に移動します。
 3番員の「よし」の合図で歩調を合わせ、水利方向へ左足から2歩半で移動します。
 2番員は吸管控綱の根本と端末は右手で持ち、吸管投入準備が整ってから「よし」の投入合図をします。
 吸管を水利に投入したあと、吸管控綱をポンプの一部にもやい結び及び半結びで結びつけます。
 枕木を吸管の曲折部に敷き、バンドで固定します。
 次にとび口をとり、延長ホースの左側に沿って最短距離で破壊地点に向かいます。

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