① ポンプ車操法
5.第1線延長(2番員)

 2番員の動きです。
 下車後ポンプ車後方に進み、ホース積載位置で、まず第2ホースは搬送に便利な位置に置きます。
 次に 第1ホースを展張に便利な位置に搬送し、ホースのめす金具が手前になるように地面に立てて、展張します。
 おす金具近くを折って、搬送に便利な位置に置き、右足をホースから離すと同時にめす金具を両手で持ち上げ、左手はめす金具、右手はホースに持ち変え、おおむね2メートルの余裕ホースをとります。
 めす金具を両手で持って、第1放口に結合します。ホースを引いて結合を確認します。

 つづいて、折りひざ又は折りひざに準じた姿勢で、第2ホースを左肩に担ぎます。右手で第1ホースのおす金具をつかみ、腰の位置で保持します。展張ホースの左側に沿って、第2結合実施場所へ進みます。
 第1ホースのおす金具をその場に置き、第2ホースのめす金具が手前になるように地面に立て、展張します。
 第2ホースのおす金具近くを折って搬送に便利な位置に置き、第1、第2ホースを結合し、確認します。
 第2ホースのおす金具を右手でつかみ、腰の位置で保持します。展張ホースの左側に沿って、第3結合実施場所へ進みます。
 第2ホースのおす金具をその場に置き、第2、第3ホースを結合します。
 結合の確認後、基本の姿勢をとります。
 立つ位置は、両足のかかとが第3結合部より火点側になるようにします。
 「放水始め」を復唱後、回れ右をして右足を引きつけることなく発進し、延長ホースの左側に沿ってポンプ車へ向かいます。
 放水開始の伝達は、ポンプ車前おおむね2メートル、第1放口側の伝令停止線の位置に停止し、4番員と相対して行います。
 4番員が復唱の手をおろしたあと、2番員は、回れ右をして右足を引きつけることなく発進し、延長ホースの左側に沿って 最短距離で注水部署へ向かいます。
 1番員の反対側1歩後方の位置につき「伝達終わり」と合図して、注水補助にあたります。

 2番員の動きを図で確認しましょう。
 ホース積載位置から第2ホースをおろして搬送しやすい位置に置き、つづいて第1ホースをとり、展張します。
 おおむね2メートルの余裕ホースをとり、第1放口へ結合、確認をします。
 第2ホースは左肩に担ぎ、右手で第1ホースのおす金具をつかみ、腰の位置で保持します。展張ホースの左側に沿って、第2結合実施場所へ進みます。
 第2ホースを展張し、第1ホースと結合します。
 第2ホースのおす金具を右手でつかみ、腰の位置で保持しながら、展張ホースの左側に沿って、第3結合実施場所へ進みます。
 第2、第3ホースの結合、確認後、2番員は基本の姿勢をとります。位置は両足のかかとが第3結合部より火点側になるようにします。
 1番員からの合図「放水始め」を復唱後、回れ右をして(右足を引きつけずに発進)、延長ホースの左側に沿ってポンプ車へ向かいます。
 放水開始の伝達は、放口位置からおおむね5メートル、伝令停止線内、第1放口側の位置で4番員と相対して行います。4番員が復唱の手をおろしたあと、2番員は向きを変えます。
 延長ホースの左側に沿って最短距離で注水部署まで向かいます。
 1番員の1歩後方につき、「伝達終わり」と合図してから注水補助にあたります。

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