① ポンプ車操法
6.第1線延長(3番員)

 3番員の動きです。
 下車後、ポンプ車後方にある吸管積載部の左側に、右向け止まれの要領で開脚で止まり、近くの吸管止め金をはずします。
 4番員から送り出されたストレーナー付近の吸管を、両手で受け取ると同時に吸管左側に出て、右手は吸管の下から、左手は吸管を左腋下に抱えるように持ち変えます。伸長方向に向きを変え、吸管のよじれをとりながら、ストレーナー側に重心をかけ、引きずらないように4番員と協力して伸ばします。
 4番員の合図で歩調を合わせ、水利方向へ左足から2歩半で移動します。
 吸管をその場に置き、右足を立てた折ひざの姿勢で吸管控綱を取りはずします。

 吸管控綱の根本と端末は右手で持ちます。左手で吸管を持って立ち上がり、「よし」と合図して、右足を半歩前に踏み出し、吸管控綱を滑らせながら、4番員の協力で吸管を水利に投入します。
 つづいて吸管控綱の端末を右手に持って、ポンプ車方向に向きを変え、ポンプ車後部に移動します。
 車両後部の強固な位置に、もやい結び及び半結びで結びつけます。
 端末はおおむね10センチ残します。
 吸管控綱を結びつけたあと、枕木を取り付けます。吸管投入位置に向きを変え、枕木取り付け位置に移動し、吸管の曲折部に敷き、バンドで固定します。
 次に、とび口積載方向に向きを変え、とび口積載部に、右向け止まれの要領で開脚で止まり、とび口柄の中央部付近を左手で上から持ち、右手は下からほぼ肩幅の間隔となるよう、とび口をおろします。
 とび口を左腋下でしっかり抱え、延長ホースの左側に沿って、最短距離で破壊地点に向かいます。
 左手で柄の中央部を、右手は柄の後ろ端からおおむね10センチを残してとび口を構えます。

 3番員の動きと位置関係を図で確認しましょう。
 ポンプ車後方の吸管積載部左側に移動し、吸管止め金をはずします。
 3番員は、4番員が送り出す吸管のよじれをとりながら 引きずらないように協力して伸ばします。
 4番員の合図で歩調を合わせ、水利方向へ左足から2歩半で移動します。
 3番員は、吸管控綱の根本と端末は右手で持ち、吸管投入準備が整ってから「よし」の合図をします。
 水利に投入後、吸管控綱をポンプ車後部の強固な部分にもやい結び及び半結びで結びつけます。
 積載位置から枕木を取り出し、吸管の曲折部にバンドで固定します。
 次にとび口をおろし、延長ホースの左側に沿って最短距離で破壊地点に向かいます。

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