① ポンプ車操法
10.第2線延長(2番員)

 1番員の復唱に「よし」と合図してホースを離します。
 後方ポンプ車側に向きを変えて発進し、延長ホースの左側に沿って伝令停止線内の位置まで進みます。
 伝令停止線内の位置で4番員に相対して停止し、「第2線延長」と合図します。
 4番員の復唱後、4番員の後についてポンプ車右側後部に右向け止まれの要領で開脚で止まり、4番員から手渡される筒先を背負います。
 左に向きを変え、かけ足行進の要領で発進し、吸管接地部をまたいで、ポンプ車後部のホース積載部に移動します。
 ここから2番員は、第1線延長時の1番員と同じ役割をします。
 積載ホース(第3ホース)を左肩に乗せます。

 ポンプ車の左側を通って第1、第2ホースの延長距離、おおむね40メートルの第3ホース延長地点でホースをおろします。
 右手はおす金具を持ったまま、左足を軸に身体を右回りに反転させ、おす金具を左足近くに置き、身体をおこして筒先を第3ホースと結合し、確認します。
 3番員が第2、第3ホースの結合を終え、姿勢を正したところで、2番員は3番員に「第2線放水始め」の合図をします。
 火点へ前進する距離はおおむね15メートルです。
 左上腕と腹部で筒先をしっかり抱え、右手でホースをたぐり寄せます。余裕ホースはおおむね5メートルとります。半円を描くように広げるのが理想的です。後方には、おおむね1メートルの注水補助のできる場所をつくります。
 ノズルを開き、放水するまでのすべての動作は、筒先から手を離すことなく滑らせて移動させます。右腋下と右腕で完全に抱え込み、左手で徐々にノズルを開きます。
 左手はプレイパイプの中央を、右手は取手をしっかりと握ります。

 2番員の動きと位置関係を図で確認しましょう。
 指揮者から「第2線延長始め」の合図が出されると1番員が復唱し、2番員は「よし」と合図してホースを離します。
 ポンプ車へは延長ホースの左側に沿って進みます。
 「第2線延長」の伝達を4番員と相対して行います。4番員が「第2線延長」の復唱したあと、2番員は4番員から筒先を受け取ります。
 積載ホース(第3ホース)を左肩に乗せポンプ車の左側を通り、第3ホース延長地点へ移動します。
 第1、第2ホースの延長距離、おおむね40メートルのところが第3ホース延長地点です。
 第3ホースをおろし展張します。筒先を結合して確認をし、基本注水姿勢をとります。
 3番員が第2、第3ホースの結合を終え、基本姿勢をとったところで、2番員は3番員に「第2線放水始め」の合図をします。
 火点へ向かっておおむね15メートル前進し、ホースをたぐり寄せ、おおむね5メートルの余裕ホースをとります。半円を描くように広げ、2番員の後方1メートルのスペースを注水補助のために確保します。

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