① ポンプ車操法
12.第2線延長(4番員)

 4番員の動きです。
 2番員の伝達に基本の姿勢で「第2線延長」と復唱し、回れ右をして、足を引きつけることなく発進し、吸管接地部をまたぎ、第2線筒先積載部へ進みます。
 第2線筒先積載部から筒先をはずし、両方の手で水平に持って、2番員に渡します。
 右に向きを変えて発進し、吸管接地部をまたぎ、ポンプ車右側を通ってポンプ車前方へ移動します。
 3番員の第1ホース延長を待って、第2放口側へ移動し、火点に向かって姿勢を正します。
 ついで左足を横に開き、余裕ホースを確認したあと、余裕ホースの後ろで姿勢を正し、「放水開始」の合図を待ちます。

 送水操作は、両手を使って同時着手です。第2放口側に右足を1歩踏み出し、一方の手で放口コックを全開にするまで徐々に開き、同時に計器に注意しながらもう一方の手でスロットルバルブを操作し、適正圧力を確保します。
 3番員が2番員に「伝達終わり」の合図をしたあと、左に向きを変え足を引きつけることなく発進し、ポンプ車前方をまわって、第1放口側に右向け止まれの要領で停止します。火点に向かって姿勢を正し、計器に注意しながら送水操作をつづけます。

 4番員のポンプ車周辺での動きを図で確認しましょう。
 「第2線延長」の伝達を、2番員と相対して行います。4番員は「第2線延長」復唱後、吸管接地部をまたぎ、第2線筒先積載部から筒先をはずし、2番員へ手渡します。
 その後ポンプ車前方へ移動し、3番員の第1ホース延長を待って、第2放口側へ移動します。
 余裕ホースを確認し、余裕ホースの後ろで「放水開始」の合図を待ちます。
 3番員の「第2線放水始め」の伝達を受け、4番員は右手を垂直にあげて「第2線放水始め」と復唱します。
 次に右足を第2放口側に1歩踏み出し、送水操作をします。放口コックとスロットルバルブの操作は、両手を使って同時着手します。適正圧力を確保したあと、火点へ向かって姿勢を正します。
 3番員が2番員に「伝達終わり」の合図を出したあと、ポンプ車前方をまわって第1放口側に移動し、送水操作をつづけます。

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