等における
災害のの
危険物施設(P.83*2参)における事故は、火
災(爆発を含む。)と危険物(P.82*1参)の流
出に大別される。危険物施設の火災及び流出事故件
数は、平成6年(1994年)から増加傾向にある。
平成24年中(平成24年1月1日12月31日)は、
火災が198件、流出が375件で合計573件となっ
ており、前年より12件減少(東北地方太平洋沖地
震その他最大震度6以上の地震によるものをく。
以下このにおいて同じ。)しているが、いまだ高
い水準で推移している(
第121
)。
1
火災事故
危険物施設における平成24年中の火災事故の発
生件数は、平成元年以降火災事故が最も少なかった
平成5年(1993年)の107件と比すると、危険
物施設数が減少しているにもかかわらず、約1.9倍
に増加している。主な発生要因については、維持管
理不分、操作確認不分等の人的要因によるもの
が多くをめているが、物的要因によるものも増加
の傾向にある。
平成24年中の危険物施設における火災事故の発
生件数は198件(対前年比9件増)、損害は2,698
万円(対前年比1,704万円増)、死者は4人(対
前年比3人増)、負傷者は105人(対前年比54人
増)となっている(
第122
)。
また、危険物施設別の火災事故の発生件数をみる
と、一般取扱所が最も多く、次いで給油取扱所、製
造所の順となっており、これらの3施設分の合計
で全体の92.9%をめている(
第123
)。
火災事故198件のうち107件(全体の54.0%)
は、危険物が出火原因物質となっている(
第12
災
第
第章災害の課題
危険物施設における火災及び流出事故発生件数の推移
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
昭和6162
63平成元年2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
(件)
(各年中)
(備考) 1 「危険物に係る事故報告」により作成
2 事故発生件数の年別の向を把握するために、震度6弱以上(平成8年9月以前は震度6以上)の地震により発生した件数とそれ以外
の件数とを分けて表記してある。
(年)
145133151143146141133
107
134
155157
162
194
169
170
188
195
188
223
169176162
189
229235234
209
235
204202212
174
210
228
238
281
317
331
352359
392375
434
384
360357
396
374368385
352
381
345335319
287
344
372
393
438
511
503
540554
580598603
560
522
585
310
507
431
523
501
556559
612
563
523
536
820
573
113
140
190
144
177
179
231
198
197
367
269
329334
366364
443
386
361
589
375
北海道東方沖地震
三陸はるか沖地震
阪神・淡路大震災
鳥取県西部地震
北海道十勝沖地震
新潟県中越地震
能登半島地震
新潟県中越沖地震
岩手・宮城内陸地震
岩手県沿岸北部を震源
とする地震
駿河湾を震源
とする地震
東北地方太平洋沖地震その他
最大震度6弱以上の地震
火災事故件数
流出事故件数
総事故件数
災のと
第
章
78