海地方から東北地方にかけて大気の状態が非常に
不安定となった。そのため、や風、降ひ
うを伴う発達した積が発生し、県及び
木県等において竜巻による住宅被害等がもたらさ
れたほか、富山県及び県ではによる死
事故が発生した。
・7月11日から14日にかけて、本州付近に滞し
た雨前線に向かって南からった空気が流れ込
み、九州北部を中心に大雨となり、最大1時間降
水量が100mmをえる
な雨による浸水被害
や土災害により大きな被害がもたらされた。
・9月下に台風第17号が日本列島に上し、
日本から北日本にかけての広い範囲で風や非常
に激しい雨となった。また沿では高が発生し
た。これらの影響で、浸水被害や土災害により
大きな被害がもたらされた。
害のの
平成24年中の風水害による人的被害、住家被害
は、死者・行方不明者50人(前年136人)、負傷
者950人(同818人)、全壊538(同505)、
壊3,145(同5,986)、一部破損7,922(同
5,334)等となっている(
第151
)。
また、平成24年中に発生した台風の数は25個と
平年並み(平年値
*1
25.6個)であり、日本列島へ
の上数も2個(同2.7個)と平年並みであった。
平成24年中の主な災害については、以下のとおり
(
第151表
)。
・5月6日に日本の上空約5,500mに点下21度以
下の強い気が流れ込む等の気象条件により、東
第
第章災害の課題
平成24年中の主な風水害による被害状況
番号
災 害 名
主な
被災地
人的被害(人)
住家被害(棟)
都道府県の災害
対策本部設置(回)
死者
行方不明者負傷者
全壊
半壊
一部破損床上浸水床下浸水
1
平成24年5月に発生した・突
風等
関東、
富山県
3
0
61
103
234
1,005
-
-
0
2
7月11日からの梅雨前線による
大雨(平成24年7月九州北部豪
雨を含む)
九州
30
3
34
276
2,306
192
2,574
8,409
4
3
台風第17号
全国
1
0
207
80
233
1,738
382
1,918
4
(備考) 「災害年報」により作成
風水害による被害状況の推移
48
240
43
75
14
22
76
31
136
50
342
18,157
5,136
2,025
493
64
1,570
657
6,491
3,683
0
50
100
150
200
250
300
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
18,000
20,000
死者・行方不明者数
住家被害(全壊(流出)
・半壊)
(備考) 「災害年報」により作成
(棟)
(人)
(年)
24
23
22
21
20
19
18
17
16
平成15
*1気象庁発表の19812010年の観測値による30年平均値。
年の1位が1の年から数えて、連続する30年間について算
出した年平均値で、10年ごとに更新される。
災のと
第
章
98