救急隊員は、人命を救うという重要な任務に従事

することから、最低135時間の救急業務に関する
講(救急I課程)を了した者等をもって充て
るようにしなければならないとされている。平成
25年4月1日現在、この資格要件をたす消防職
員は全国で11万8,026人(対前年比546人減)と
なっており、このうち6万383人が、救急隊員とし
て救急業務に従事している(

第24

)。

また、救急隊員の資格要件をたす消防職員のう

ち、より高度な応急置が実施できる250時間の
救急科(救急標準課程及び救急課程を含む。)
を了した消防職員は、平成25年4月1日現在、
全国で8万10人(対前年比113人減)となってお
り、このうち3万5,988人が救急隊員として救急業
務に従事している。

消防庁では、高度化する救急需要に応えるため、

すべての救急隊に救急救命が少なくとも1人配置
される体制を目標に救急救命の成と運用体制の
整備を推進している。

平成25年4月1日現在、救急救命を運用して

いる消防本部は、全国770消防本部のうち769本
部で、その運用率は99.9%(前年99.9%)である。
救急救命を運用している救急隊は年々増加し、全
国5,004隊の救急隊のうち96.8%(同95.9%)に
あたる4,842隊(対前年比79隊増)となっている。
また、救急救命の資格を有する消防職員は2万
9,197人(同1,370人増)、うち救急救命として

運用されている救急隊員は2万2,870人(同752人
増)と年々着実に増加している(

第247

第248

)。

全国の消防本部における救急自動車の保有台数

は、予備車を含め、平成25年4月1日現在、6,073
台(対前年比19台増)となっている。

このうち、拡大された応急置等を行うために必

要な高規格救急自動車は5,521台(対前年比133台
増)配置されており、消防庁では、より一層高規格
救急自動車の合を高めていくよう推進している。

高速自動車国道、戸中央自動車道及び神戸路
門自動車道(以下「高速自動車国道等」という。)

における救急業務については、東日本高速道路式

救急数の推移

(備考) 「救急業務実施状況調」により作成

4,000

4,200

4,400

4,600

4,800

5,000

5,200

(隊数)

平成11年12年

13年

14年

15年

16年

17年

18年

19年

20年

21年

22年

23年

25年

24年

4,553

4,582

4,563

4,596

4,649

4,711

4,751

4,779

4,846

4,871

4,892

4,910

4,927

4,965

5,004

(各年4月1日現在)

救急業務実施の内

(平成25年4月1日現在)

単独

466市町村

(27.7)

組合

1,087市町村

(64.5)

委託

132市町村

(7.8)

救急業務実施

市町村数

1,685市町村

(備考) 「救急業務実施状況調」により作成

第4 救急体制

消災のと


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