防火防災の

平成24年中の火災を出火経過別にみた場合に、

全体の65.7%を失火がめていることや、危険物
に係る火災の数以上が人的要因によって発生して
いること、また、地震や風水害発生時における避難
及び、二次災害の防止は住民の日ごろの備えや、災
害時の適切な行動が基本となることなど、災害に強
い安全な地域社会の構築には、国民の防火防災意識
の高が非常に重要となる。

そのため、一人ひとりが防火防災に関心を持ち、

災害が発生した場合に的確に対できるよう、災害
に対する知識を身に付けておくことが大切である。

このような観点から、消防庁では、「防災とボラ

ンティア週間」(1月15日21日)、「全国火災予防
運動」(

:3月1日7日、

:11月9日

15日)、「危険物安全週間」(6月の第2週)、「防災
週間」(8月30日9月5日)、「119番の日」(11月
9日)などの機会をとらえて、国民の防火防災意識
の高を図るための啓発活動等を行っている。ま
た、安全功労者に対して総務大臣表彰(毎年7月上

)を行い、防災功労者に対して消防庁長官表彰

(随時実施)を行い、特に功労が顕な者について、

内閣総理大臣表彰(それぞれ毎年7月上、9月上

)が行われている。
今後とも、国民の防火防災に関する関心を起

し、意識の高を図っていく必要がある。

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火災防

近年、都市構造や建築構造、生活様式の変化等に

伴い、火災等の災害要因の多様化が進行している。

このような状況において、火災をはじめとする災

害の発生を未然に防止し、また、その被害を最小限
にするためには、国民の一人ひとりが日ごろから防
災の重要性を深く認識するとともに、防火・防災に
対して分な備えをすることが最も重要である。こ

のことから、消防庁では、毎年2回、とに全国
火災予防運動を実施することで、国民に対し防火・
防災意識の高及び、火災予防対策の実を呼びか
けている。

ア 全国火災防動

(平成24年11月9日11月15日)

全国火災予防運動は、火災が発生しやすい時

をえるに当たり、火災予防思想の一層の普及を

図り、もって火災の発生を防止し、死傷事故や産
の損失を防ことを目的として行われるもので、消
防庁では「消すまでは 出ない行かない 離れな
い」を平成24年度の全国統一防火標に掲げ、各
省庁、各都道府県及び関係団体の協力の下に、「住
宅防火対策の推進」、「放火火災・連続放火火災防止
対策の推進」、「特定防火対象物等における防火安全
対策の」、「製品火災の発生防止に向けた取組の
推進」を重点目標として、各種広報体を通じて広
報活動を実施した。これと併せて、各地の消防機関
においても、予防運動の主旨に基づき、各種イベン
トや消防訓練の実施、各家庭に対する住宅防火断
等様々な行事を行った。

また、消防庁では、昭和62年(1987年)から

防防災

秋全国火災予防運動ポスター

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