ク 放火自殺者等、火災による死者の総数の

231

平成24年中の放火自者等は398人となっており、

これは、火災による死者の総数(1,721人)の23.1%

(前年24.4%)をめている(

第113

)。

また、これを年齢別・性別にみると、特に性の

66

70の階層が39人と最も多くなっている

第118

資Ⅱ13

)。

ア 建物火災による死者、死者総数の79

平成24年中の建物火災による死者数は1,324人

で、火災による死者の総数に対する比率は76.9%
となっている。

また、建物火災による負傷者は5,895人で、火災

による負傷者の総数に対する比率は86.4%となっ
ており、火災による死傷者の多くが建物火災により
発生している(

第1110表

)。

 建物火災の、全による死者75人
平成24年中の建物火災による死者1,324人につ

いて、建物焼損程度別の死者発生状況をみると、全
焼の場合が756人で57.1%をめている(

第11

9

資Ⅱ15

)。

 建物火災による死者の85が住宅で発生
平成24年中の建物火災による死者1,324人につ

いて、建物用途別の発生状況をみると、住宅(一般
住宅、共同住宅及び併用住宅をいう。以下本にお
いて、断りのない限り同じ。)での死者は1,145人
で、建物火災による死者の86.5%をめている(

1110

資Ⅱ19

)。

また、死因別では一酸化素中・による死

者が521人(39.4%)で最も多く、次いで、火傷
による死者が480人(36.3%)となっている(

第1

建物火災における損度ごと

の死者発生状況

建物火災の

死者数

1,324人

(平成24年中)

全焼

756人

(57.1%)

爆発 17人(1.3%)

ぼや

101人

(7.6%)

部分焼

274人

(20.7%)

半焼

176人

(13.3%)

(備考) 1 「火災報告」により作成

2 「全焼」とは、建物の焼損部分の損害額が火災前の建物の評

価額の70以上のもの、又はこれ未満であっても残存部分

に補修を加えて再使用できないものをいう。

3 「半焼」とは、建物の焼損部分の損害額が火災前の建物の評

価額の20以上のもので全焼に該当しないものをいう。

4 「部分焼」とは、建物の焼損部分の損害額が火災前の建物の

評価額の20未満のものでぼやに該当しないものをいう。

5 「ぼや」とは、建物の焼損部分の損害額が火災前の建物の評

価額の10未満であり焼損床面積が1m

2

未満のもの、建物

の焼損部分の損害額が火災前の建物の10未満であり焼

損表面積が1m

2

未満のもの、又は収用物のみ焼損したもの

をいう。

建物用途別の死者発生状況

共同住宅

221人

(16.7%)

併用住宅

34人(2.6%)

複合用途・特定

34人(2.5%)

複合用途・非特定

34人(2.6%)

その他

65人(4.9%)

建物火災の

死者数

1,324人

(平成24年中)

(備考) 「火災報告」により作成

一般住宅

890人

(67.2%)

住宅

1,145人

(86.5%)

劇場・遊技場・飲食店舗・待合・物品

販売店舗・旅館・ホテル・病院・診療

所・グループホーム社会福祉施設

17人(1.3%)

学校・神社・工場・作業所・

駐車場・車庫・倉庫・事務所

29人(2.2%)

死因別の死者発生状況

建物火災の

死者数

1,324人

(備考) 「火災報告」により作成

(平成24年中)

自殺

149人

(11.2%)

不明

123人

(9.3%)

一酸化炭素

中毒・窒息

521人

(39.4%)

火傷

480人

(36.3%)

その他

50人

(3.7%)

打撲・骨折等

1人

(0.1%)

49