れによる死者が53ともい
平成24年中の住宅火災による死者(放火自者

等をく。)を死に至った経過の発生状況別にみる
と、逃げ遅れが573人(全体の56.3%)と最も多
くなっている(

第1117

)。

3

火災による害

消防本部(消防本部を設置していない場合は市町

村)は、火災原因の調査に合わせて火災の損害につ
いても調査を行っており、その調査結果から、損害

を算定している。
火災による損害は3,080円を記録した平成7

年(1995年)以降おおむ減少傾向が続いており、
平成24年中の損害は897円で、前年(1,128

円)に比べ231円(20.5%)減少した。また、

火災1件当たりでも203.0万円となっており、前年

(225.6万円)に比べ22.6万円(10.0%)減少して

いる(

第1118

)。

これを出火原因別でみると、こんろによる損害

が7,388万円と最も多く、次いでたばこ5,623
万円、ストーブ5,468万円の順となっている(

1119

)。

火災による損害は、建物火災によるものが圧

的に多く全体の91.9%をめている(

第111表

)。

4

火原因

平成24年中の総出火件数4万4,189件のうち、

失火による火災は2万9,047件(全体の65.7%)で
あり、失火の多くは火気の取扱いの不注意や不始末

 に火した火災での死者がい
平成24年中の住宅火災による死者(放火自者

等をく。)を着火物(発火源から最初に着火した
物)別にみると、寝具類に着火した火災による死者
が142人(14.0%)で最も多く、次いで類93人

(9.2%)、類47人(4.6%)の順(不明をく。)

となっている(

第1115

)。

 22時か

時での時間帯でくの死者

が発生

平成24年中の時間帯別の住宅火災の死者(放火

自者等をく。)を時間帯別にみると、22時から

6時までの時間帯の平均は106.5人で、全時間

帯の平均84.7人の1.26倍となっている(

第11

1

資Ⅱ17

)。

時間帯別住宅火災の死者(放火自殺者等除く)発生状況

112

138

99

76

71

47

70

67

70

91

74

77

0

20

40

60

80

100

120

140

160

0~2

2~4

4~6

6~8

8~10

10~1212~1414~1616~1818~2020~2222~24(時)

(平成24年中)

22時~翌朝6時の時間帯の平均:106.5人

全時間帯の平均:84.7人

(人)

(備考) 1 「火災報告」により作成

2 各時間帯の数値は、出火時刻が不明の火災の349件による死者24人を除く集計結果。

「全時間帯の平均」は、出火時刻が不明である

火災を含む平均

3 例えば、時間帯の「0~2」は、出火時刻が0時0分~1時59分の間であることを表す。

住宅火災の死に至った経過別死者

発生状況(放火自殺者等除く)

住宅火災

による死者

(放火自殺者

等を除く)

1,016人

逃げ遅れ

573人(56.3%)

病気・体不自由

160人(15.7%)

101人(9.9%)

延焼拡大

が早く

50人(4.9%)

幼児

5人(0.5%)

ろうばいして

3人(0.3%)

着衣着火

65人(6.4%)

出火後再進入

19人(1.9%)

その他

359人

(35.4%)

(平成24年中)

(備考) 「火災報告」により作成

その他

184人(18.1%)

19人(1.9%)

消火しよう

として

45人(4.4%)

持ち出し品・装

に気をとられて

6人(0.6%)

第1 火災予防

災のと


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