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1dayインターンシップに
参加した女子学生に
インタビューを実施しました。
「女性消防士」と聞いても、あまりイメージがわかない、という人も多いかもしれません。体力がないと大変そう、一日中緊張感があってしんどそう……そんな印象もあるかもしれませんね。そんな不安や心配を解消してくれるのが、女性消防士の話を実際に直接聞くことができるイベント「女子学生向け消防職業体験イベント(1dayインターンシップ)」です。
2019年12月8日に東京で開催されたこのイベントでは、女性消防士による基調講演のほか、14の消防本部の話を聞けるブースや女性消防士と実際に交流ができる座談会スペースなどもあり、多くの来場がありました。本レポートでは、イベント終了後に実施した、参加者のみなさんによる座談会の様子を紹介します。
座談会に参加してくれたのは、イベントに参加するまで女性が消防士として働くイメージがあまりついていなかったという6名。高校一年生のあやかちゃん、るかちゃん、みゆうちゃん、二年生のれんちゃん、三年生のせいかちゃん、そして大学三年生のあかねちゃんです。
—女性が働く職場という印象があまりなかったという消防のお仕事。
基調講演で実際に働く人のお話を聞いて、イメージががらりと変わったといいます。
れん
「女の人の消防士って意外にいるんだなって思いました。仕事時間の話をしてもらったんですが、
休憩や休日もちゃんとあって、いろんな働き方があるんだなって思いました。」
せいか
「そうそう! 消防士でも消火や救急だけじゃなくて、火災予防とか通信指令とかいろんな役割があるから、その人によって働く時間が違ったりもするんだよね。」
—現場で活躍する職員以外にも、デスクワークを中心に働く職員もいるというのが意外だったようですね。
みゆう
「仕事だけじゃなくて、プライベートも充実してるっていうお話もしてくれました。忙しくてプライベートの時間があまり取れなさそうなイメージがあったから、いいなって思った。」
るか
「旅行にたくさん行ってる人もいたよね。」
あやか
「働く時間や休みの取り方を聞いて、女の人にも働きやすい場所なのかなって思った!」
—消防の現場というと、危険な場所で活躍するイメージを持つ人も多かったようです。
あかね
「入職して最初の半年は寮生活をしながら訓練を受けるって聞いたけど、そのあと災害現場以外の場所で働く人も多いということもわかりました。」
せいか
「現場でも女性がいた方が安心するという場合もあるって言ってたよね。怪我をした人や怯えている人に声をかけるときは男性より女性の方が安心してもらえるって聞いて、なるほどって思った。」
—女性だからこその強みを知ることもできた、という声も聞くことができました。
—今までイメージしにくかった仕事内容がわかったことで、
参加者のみなさんが進路を考える際の選択肢を広げることができたようです。
あやか
「話を聞けたのはもちろんだけど、実際に現場で使う道具やユニフォームを着てみることができるエリアもあって、具体的に仕事内容がイメージできたよね」
みゆう
「消防の仕事には女性も必要だと思うから、もっと女性消防士についての認知度も上がってほしい。みんなの将来の仕事として、選択肢の一つになればいいな。」
せいか
「学校の友だちで公務員になりたいって言う子がいるんだけど、同じ公務員でも女性消防士という仕事もあるんだよ!ってみんなに知ってもらいたい。」
—基調講演や様々なブースでの体験など、実際に働いている女性消防士と交流を通じ、
女性消防士という仕事への理解を深めることができた一日でした。