胸骨圧迫
普段どおりの呼吸があるかどうか判断に迷った場合は、呼吸がないものとして胸骨圧迫を実施する。
心肺蘇生で最も重要なのは、胸骨圧迫である。
心臓や呼吸が止まっている人には、胸骨圧迫を行い、絶え間なく続けることが重要です。
胸骨圧迫は、手の付け根の部分で胸の真ん中を目安に真上から圧迫する。
心臓は、胸骨の裏側にあり、圧迫する位置は胸骨の下半分で、胸の真ん中が目安です。手の付け根の部分で胸の真ん中を真上から圧迫します。
胸骨圧迫は、胸が約5cm沈むよう強く圧迫する。
肘を真っ直ぐに伸ばし、手の付け根の部分に体重をかけて、傷病者の胸が約5cm沈むように強く圧迫します。
胸骨圧迫のテンポは、1分間に少なくとも50回である。
圧迫するテンポは、1分間に100~120回のリズムで、絶え間なく続けます。
普段どおりの呼吸があるかどうか分からない場合、判断に迷う場合は、ためらわずに胸骨圧迫を実施してください。