AEDの電極パッド貼り付け時の注意点など

AEDを使うためには、資格が必要である。

AEDは誰でも使うことができ、特別な資格などは必要ありません。

AEDはいくつか種類があるが、基本的な手順は同じように設計されている。

AEDは、どの機種も基本的な手順は同じように設計されています。カバーを開け、電源が入ると音声ガイダンスが流れます。指示に従って、落ち着いて操作しましょう。ショックボタンを押さなくても自動的に電気ショックが行われるオートショックAEDもありますが、その際も音声ガイダンスに従いましょう。

AEDの電極パッドと肌との間にすき間を作らないように貼る。

電極パッドと肌の間に空気が入っていると電気がうまく伝わらないため、肌に密着させてすき間を作らないように貼ります。

電極パッドの貼り付け位置が濡れている場合には、乾いたタオルなどで拭き取る。

電極パッドを貼る部位とその周辺の水分を、乾いたタオルや布で拭き取ってください。濡れていると電気が体表を伝わって流れてしまい、AEDの効果が不十分になるためです。乾いたタオルなどで胸を拭いてから電極パッドを貼り付けてください。

電極パッドの貼り付け位置にペースメーカーなどが植込まれている場合は、その上に電極パッドを貼る。

傷病者にペースメーカーなどが埋め込まれている場合、胸に硬いこぶのような出っ張りが見えます。電極パッドは、その部位を避けて貼り付けます。

電極パッドの貼り付け位置に貼り薬がある場合、はがして薬剤を拭き取る。

電極パッドを貼り薬の上から貼り付けると、電気ショックの効果が弱まったり、やけどを起こしたりする場合があります。電極パッドの貼り付け位置に貼り薬がある場合、はがして薬剤を拭き取ります。

小学生には、未就学児用パッドを使用する。

小学生以上には小学生~大人用パッドを使用します。未就学児は体が小さいので、未就学児用パッドを使用してください。未就学児用パッドには減衰器が付いていて、電気ショックを弱めます。

未就学児に対し、未就学児用パッドが無い場合には、小学生~大人用パッドを使用する。

未就学児用パッドが無い場合は、小学生~大人用パッドを使用してください。小学生以上に対して、未就学児用パッドは使用しないでください。