ショック時の対応

表情がぼんやりして反応が鈍く、顔色が青白くて唇が白っぽいか紫色(色が悪い)の傷病者がいたら、ショックの可能性があるため、ただちに119番通報する。

ショックは緊急度が高いので、速やかに119番通報してください。他の症状としては、目がうつろになる、 皮膚・特に手足が冷たく、冷や汗をかく、呼吸が浅く速くなる、等があります。

ショックとは、主要臓器への血流量が減少して正常な機能を維持できなくなった状態であり、大出血で大量の血液を失った場合は、非常に危険である。

主要臓器が正常な状態を保つためには、①血液量が十分であること、②血液に流れを与える心臓が機能していること、③血液の通路である血管が正常な状態であること、の3つの条件を満たすことが必要です。

ショック状態の傷病者に対して、119番通報以外には実施できることがないため、救急隊員がくるまで様子をみることにした。

傷病者を仰向けに寝かせる、ネクタイやベルトを緩める、汗を拭いて毛布や衣服をかけて保温するなどを、状況に応じて実施してください。