熱中症への対応

熱中症は炎天下での作業やスポーツなどで生じるため、屋内で発生することはほとんどない。

高温多湿な室内ですごす高齢者や、車内に残された小児に生じることもあります。

熱中症が疑われる状況で、傷病者の意識がもうろうとしている、体温が極端に高いなどの症状がある場合、すぐに119番通報する。

救急隊員が到着するまで、体を冷やしてください。

熱中症が疑われる傷病者の体温を下げるには、衣服を脱がせて体を濡らし、うちわや扇風機で風を当てることが効果的である。

体を冷やすためには、この気化熱を利用した冷却が効果的です。

熱中症の傷病者の体温を下げるために冷却パックを使用する場合、脇の下、太ももの付け根、首などに当てると効果的である。

これらの場所には、皮膚のすぐ下に血管があるため、体を流れる血液を冷やすためです。難しい場合は、頬・手のひら・足の裏などにあてましょう。