「大規模災害等における消防及び日本赤十字社の相互協力に関する協定」の締結
趣旨及び背景
消防庁と日本赤十字社は、大規模災害等に際し、消防及び日本赤十字社の相互の任務を迅速かつ円滑に遂行するために、災害時における協力及び平常時からの連絡調整に関する協定を締結することとした。
各都道府県と日本赤十字社各支部の間においては、災害救助法に基づき、災害救護に関する協定が、それぞれ締結されているが、今後、発生が懸念される東海地震や東南海・南海地震をはじめとする大規模災害時においては、各消防機関と日本赤十字社、相互の連携による円滑な救援活動がより一層期待される状況にある。
過般行われた、石井_一消防庁長官と藤森昭一日本赤十字社社長との対談の際、災害時における救急救助や医療活動、また、平常時の救命救急講習の実施や災害ボランティアの育成などについて、消防庁と日本赤十字社が相互に協力していく必要があるとの合意に至っており、その後、事務的に消防庁と日本赤十字社は、協議を続けていた。
このたび、大規模な災害発生時はもとより、平常時においても円滑な任務遂行のため、相互に協力を行っていくことを内容とする協定の締結に至り、12月25日(木)相互に協定書の交換を行うこととなった。