朝倉 壱哉さん 愛知県 安城市消防団 インタビュー

VOICE学校に通いながらでも全然大丈夫！

 私の分団は私生活優先、学業と消防団活動の両立が可能です。忙しい時期はありますが、重要な予定がある時は無理して出席しなくても良いと言われています。でも、私自身が団活動を優先しちゃっていますが(笑)

VOICE入団のきっかけ

 18歳で入団しました。当時、通信教育で学校に行かない日は、ずっとＰＣゲームばかりやっていました。その光景を見兼ねた母が、知り合いの消防団員を連れてきて、消防団の話しを聞いて、魅力を感じ入団しました。今では、消防団活動に大きなやりがいを感じ、胸を張って参加しています。

VOICE活動内容に驚き

 消防団に入る前は、単純に火災があったら出動する組織だと思っていました。でも実際に入ってみると、消火訓練以外にもチェーンソーやレシプロソーと言った救助資機材の訓練をしたり、防災の知識を学んだりと、とても幅広い分野の活動をしていました。普段の生活では体験できないような活動が多くて驚きましたが、実際にやってみるととても興味深い内容が多くて楽しいです。

VOICE身近に広がる非現実世界

 入団してから約４年間で、15件の火災に出動しました。初めて消防団車両に乗って緊急走行した時は、あまりの非現実的な状況に驚きました。暗い夜道、回転灯で赤く照らされた道路、サイレンの大きな音、今でも鮮明に覚えています。一口で火災と言っても、現場に向かう最中に鎮火してしまうような小規模な火災もあれば、20棟以上もの住宅が被害を受ける大規模な火災もありました。入団して、こんな非現実な世界が身近にあるとは思いもしませんでした。

VOICE消防団の特色は様々

 所属する消防団、分団によって特色は様々です。私が所属している消防団は活気があって、一致団結していて、とても素晴らしい組織です。そして、私が所属する分団は人間味に溢れており、みんな優しくて、とても居心地が良いです。それと、町内との繋がりがとても深くて、消防団という組織を超えて交流を深めることができました。道端を歩いている時に町内の人から声を掛けていただくこともあり、自分が住む地域で消防団活動をしていて本当に良かったなと思います。