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消防予第１６３号
平成１１年７月１日
各都道府県消防主管部長 殿
消防庁予防課長
「火災報知設備の設置及び維持に関する基準について」及び「漏電火災警報器の設置基準の細目について」の一部改正について
自動火災報知設備に係る配線（耐火又は耐熱保護を必要とするものを除く。）については「火災報知設備の設置及び維持に関する基準について」（昭和３９年８月１７日付け自消丙予発第８７号。以下「８７号通知」という。）、漏電火災警報器に係る配線については「漏電火災警報器の設置基準の細目について」（昭和６１年３月１３日付け消防予第３０号。以下「３０号通知」という。）により運用願っているところである。
今般、地球環境や人体への影響に対する配慮から、火災時などに燃焼した場合においても有害物質の発生の少ない電線の規格が、社団法人日本電線工業会規格（以下「ＪＣＳ」いう。）として策定された。このうち、ＪＣＳ ４１６（６００Ｖ耐燃性ポリエチレン絶縁電線）、ＪＣＳ ４１７（６００Ｖ耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線）、ＪＣＳ ４１８Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエチレンシースケーブル）及びＪＣＳ ３９６ Ａ（警報用ポリエチレン絶縁ケーブル）については、自動火災報知設備及び漏電火災警報器の配線として使用することができることから、下記のとおり８７号通知及び３０号通知の一部を改正して、これらを追加することとした。
貴職におかれては、貴都道府県内の市町村に対してもこの旨通知し、その運用に遺漏のないよう格別の御配慮をお願いする。
記
１ ８７号通知の一部改正について
別表一を次のように改める（下線：追加及び変更箇所）。
Ａ 欄
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Ｂ 欄
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Ｃ 欄
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屋内配線に使用する電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３０６（ビニルコード）
ＪＩＳ Ｃ ３３０７（６００Ｖビニル絶縁 電線（ＩＶ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁 ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１６（６００Ｖ耐燃性ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ ―ＩＥ））
ＪＣＳ ４１７（６００Ｖ耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ―ＩＣ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエチレンシースケーブル）
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断面積0.75mm２以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
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屋側又は屋外配線に使用する電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３０７（６００Ｖビニル絶縁電線（ＩＶ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁
ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１６（６００Ｖ耐燃性ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ ―ＩＥ））
ＪＣＳ ４１７（６００Ｖ耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ―ＩＣ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエチレンシースケーブル）
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導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
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架空配線に使用する電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３０７（６００Ｖビニル絶縁
電線（ＩＶ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４０（屋外用ビニル絶縁電 線（ＯＷ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁
ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエチレンシースケーブル）
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導体直径2.0mm以上
の硬銅線＊
導体直径2.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
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地中配線に使用する電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁
ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエチレンシースケーブル）
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導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
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使用電圧６０Ｖ以下の配線に使用す
る電線＊＊
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ＪＣＳ ３９６ Ａ（警報用ポリエチレン絶縁ケーブル）
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導体直径0.5mm以上
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備考 ＊は、径間が１０ｍ以下の場合は導体直径２．０mm以上の軟銅線とすることができる。
＊＊は、使用電圧６０Ｖ以下の配線に使用する電線については、本表のＢ欄に掲げるＪＣＳ ３９６ Ａ以外の規格に適合する電線で、それぞれＣ欄に掲げる導体直径又は導体の断面積を有するものも使用できるものとする。
（注）ＪＣＳ 日本電線工業会規格
２ ３０号通知の一部改正について
６の表を次のように改める（下線：追加又は変更箇所）。
Ａ 欄
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Ｂ 欄
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Ｃ 欄
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操作電源の配線に用いる電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３０７（６００Ｖビニル絶縁 電線（ＩＶ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁 ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１６（６００Ｖ耐燃性ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ ―ＩＥ）)
ＪＣＳ ４１７（６００Ｖ耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ―ＩＣ）)
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエチレンシースケーブル）
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導体直径1.6mm以上
導体直径1.6mm以上
導体直径1.6mm以上
導体直径1.6mm以上
導体直径1.6mm以上
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変流器の２次側屋
内配線に使用する電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３０６（ビニルコード） ＪＩＳ Ｃ ３３０７（６００Ｖビニル絶縁電線（ＩＶ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１６（６００Ｖ耐燃性ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ ―ＩＥ））
ＪＣＳ ４１７（６００Ｖ耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ―ＩＣ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエ チレンシースケーブル）
ＪＣＳ ３９６ Ａ（警報用ポリエチレン絶縁ケーブル）＊
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断面積0.75mm２以上導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径0.5mm以上
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変流器の２次側屋
側又は屋外配線に使用する電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３０７（６００Ｖビニル絶縁 電線（ＩＶ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４０（屋外用ビニル絶縁電線（ＯＷ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１６（６００Ｖ耐燃性ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ ―ＩＥ））
ＪＣＳ ４１７（６００Ｖ耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ―ＩＣ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエ チレンシースケーブル）
ＪＣＳ ３９６ Ａ（警報用ポリエチレン絶縁ケーブル）＊
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導体直径1.0mm以上
導体直径2.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径0.5mm以上
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変流器の２次側架空配線に使用する電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３０７（６００Ｖビニル絶縁電線（ＩＶ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４０（屋外用ビニル絶縁電線（ＯＷ））
ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエチレンシースケーブル）
ＪＣＳ ３９６ Ａ（警報用ポリエチレン絶縁ケーブル）＊
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導体直径2.0mm以上
の硬銅線＊＊
導体直径2.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
導体直径0.5mm以上
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地中配線に使用する電線
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ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁 ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエ チレンシースケーブル）
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導体直径1.0mm以上
導体直径1.0mm以上
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音
響
装
置
の
配
線
に
使
用
す
る
電
線
|
使
用
電
圧
が
６
０
Ｖ
を
超
え
る
も
の
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地
中
配
線
の
も
の
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ＪＩＳ Ｃ ３３４２（６００Ｖビニル絶縁 ビニルシースケーブル（ＶＶ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエ チレンシースケーブル）
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導体直径1.6mm以上
導体直径1.6mm以上
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架
空
配
線
の
も
の
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ＪＩＳ Ｃ ３３４０（屋外用ビニル絶縁電線（ＯＷ））
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導体直径2.0mm以上
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前
記
以
外
の
も
の
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ＪＩＳ Ｃ ３３０７（６００Ｖビニル絶縁 電線（ＩＶ））
ＪＣＳ ４１６（６００Ｖ耐燃性ポリエチレ ン絶縁電線（ＥＭ ―ＩＥ））
ＪＣＳ ４１７（６００Ｖ耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線（ＥＭ―ＩＣ））
ＪＣＳ ４１８ Ａ（６００Ｖ耐燃性ポリエ チレンシースケーブル）
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導体直径1.6mm以上
導体直径1.6mm以上
導体直径1.6mm以上
導体直径1.6mm以上
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使用電圧
が６０Ｖ以下のもの＊＊＊
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ＪＣＳ ３９６ Ａ（警報用ポリエチレン絶縁ケーブル）
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導体直径0.5mm以上
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備考 ＊は、屋内型変流器の場合に限る。
＊＊は、径間が１０ｍ以下の場合は導体直径２．０mm以上の軟銅線とすることができる。
＊＊＊は、使用電圧６０Ｖ以下の配線に使用する電線については、本表のＢ欄に掲げるＪＣＳ ３９６ Ａ以外の規格に適合する電線で、それぞれＣ欄に掲げる導体直径又は導体の断面積を有するものも使用できるものとする。
（注） ＪＣＳ 日本電線工業会規格
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