消防危第77号

平成11年８月18日

　

　各都道府県消防主管部長　殿

　

消防庁危険物規制課長

　

　

イエローカード（改訂版）の記載例の送付について

　

イエローカードについては、「危険物等の運搬又は移送中における事故時の措置・連絡用資料の送付について」（平成７年11月13日付け消防危第１５３号）により通知し、その後、平成９年８月に東名高速道路でステアリン酸クロライドを積載した移動タンク貯蔵所が横転し、漏えいした危険物と雨水とが反応して有毒ガスが発生したため、その復旧に長時間を要する事案が発生したことを踏まえ、「危険物運搬車両の事故防止等対策の実施について」（平成９年12月12日付け消防危第１１６号）により、危険物運搬車両の運転者に対するイエローカード携行の指導及び消防職員等に対するイエローカードの周知をお願いしているところであります。

一方、社団法人日本化学工業協会においても、当該事故を踏まえ、物流安全管理指針を改訂し、別紙１のとおりイエローカードの様式を変更し、記載事項（「常温時有害ガス発生」、「加熱時、火災時有害ガス発生」、「水に接触時有害ガス発生」等）を追加し、また、有害ガスの発生する性質が不明のものについては、その旨をイエローカードに記載するよう会員各社に指導を行っていくこととしたところであります。

そこで、社団法人日本化学工業協会が作成した、様式変更後のイエローカードの記載例（別紙２）を送付しますので執務上の参考とするとともに、貴管内市町村に対しても送付願います。

　

注）別紙１，２については、省略