トルコ共和国地震災害に対する国際消防救助隊の派遣について
令和5年2月6日(月)10時17分頃(現地時間2月6日4時17分頃、日本との時差-6時間)、トルコ共和国ガジアンテップ県ヌルダウを震源地とするマグニチュード7.8の大規模な地震が発生し、トルコ共和国政府からの要請を受けた外務省からの派遣協議を受け、同6日、消防庁長官が国際消防救助隊の派遣を決定しました。これを受けて、消防庁1名、7消防本部16名で構成された国際消防救助隊は、国際緊急援助隊・救助チーム(以下、救助チーム)の一員としてトルコへ派遣されました。
本派遣においては、迅速に被災地入りするため、先遣隊と本隊に分かれました。先遣隊は、同日2月6日(月)の22時50分発イスタンブール行き、本隊は、翌日2月7日(火)の22時40分発イスタンブール行きに搭乗し、それぞれ東京国際空港を出発しました。
救助チームは、シリアとの国境に近い都市、カフラマンマラシュにおいて、計8つの建物倒壊現場で捜索・救助活動を行い、6名を救出しました。最低気温マイナス10℃という過酷な条件下でも隊員の士気はトルコの被災者のために最後まで高く、2月15日(水)の帰国までの10日間におよぶ派遣の任務を無事に成し遂げました。
国際消防救助隊は、今後もいつ起こるかわからない国内外での災害に対し、高度な技術及び知識を習得すべく、訓練し、被災者へ愛ある手を差し伸べるために、日々の訓練を行って参ります。
派遣隊の編成
- 国際緊急援助隊救助チーム 74名
- 消防17名・警察23名・海上保安庁14名・外務省1名・JICA12名、医療班5名・構造評価専門家2名からなる混成チーム
- 国際消防救助隊(International Rescue Team of Japan Fire-Service)
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消防庁 1名 東京消防庁 6名 福岡市消防局 3名 広島市消防局 3名 茨城西南広域消防本部 1名 上越地域消防事務組合 1名 徳島市消防局 1名 宮崎市消防局 1名
